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肝斑(かんぱん)

肝斑(かんぱん)は,顔面など,とくに両頬に左右対称にできることが多いしみで,40歳前後で発症することが多いです.基本的に通常のレーザー治療は禁忌ですが,レーザートーニングという新しい治療法も出ています.

 

治療法

 

1. 症状が軽い方

 

美白外用剤(THクリームなど)ビタミンC・トラネキサム酸内服療法

  

 

 

2. 症状が進行している方,徹底的に治したい方

 

1の外用,内服に加えて,イオン導入治療3ヶ月程度

順調に改善すれば治療間隔を空けて継続

 

改善が乏しければレーザートーニング


               ◇           ◇            ◇

 

1. 外用薬  THクリーム(レチノイン酸・ハイドロキノン外用剤) 

 


2. 内服薬   ビタミンC+トラネキサム酸  

 

   3.イオン導入  

    イオン導入は,ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分をイオン化させて皮膚内に浸透させる治療です.2週間に1回の治療を繰り返します.回数には個人差があります.

 

     4. レーザートーニング 

    肝斑を悪化させない低出力のレーザーを患部に当てる治療です.2週間に1回で4-5回行うことが目安です.前治療が必ず必要です(下記参照).

 

 

      ◇           ◇            ◇

 

 

☆肝斑のレーザートーニング治療について

 最近まで肝斑に対してのレーザー治療は禁忌でした.その理由は,レーザーによって炎症を起こすことが肝斑を悪化させるからですが,近年,肝斑を悪化させる炎症を起こさず,肝斑の治療を可能としたメドライトC6というレーザーが登場しました.肝斑だけでなく,ほかのシミが合併している場合にもお勧めできます.

 

 

肝斑を刺激しない弱い出力でレーザーを照射します.個人差がありますが,2週間に1度,5回程度で効果がみられます.ある程度効果が出たら,間隔を空けて照射を続けるといいです.施術直後から,化粧ができるので,生活上の制限が少ないのもこの治療の長所です.

 

 

レーザートーニング治療を受けられる条件は以下の通りです.

 

1.   肝斑の前治療を行っている(*下記参照).

2.   強い日焼けなどをしておらず,施術当日の肌に問題がない.

 

その他,妊娠中の方,金製剤などを飲んでいる方,金属製の埋没糸を患部に使われている方は施術できません.

 

(*)前治療の内容(副作用のリスクを減らすため)

1.   THクリーム(レチノイン酸・ハイドロキノン合剤)外用とビタミンC,トラネキサム酸内服を2ヶ月以上,ビタミンCトラネキサム酸イオン導入を2週間に1回で合計5回以上

2.   どうしても内服できない方は,THクリーム外用とビタミンCトラネキサム酸イオン導入を2週間に1回で合計5回以上