
にきび痕には大きく分けて、【1】凸凹・毛穴の開き、【2】色素沈着、【3】ケロイド・肥厚性瘢痕があります。
凸凹に対しては、ケミカルピーリングやレチノイン酸クリーム、Isolaz(光治療器)で対処しますが、効果が現れるのには時間がかかります。より積極的な治療を望まれる場合は、フラクショナルレーザー(当院は未導入)がよいでしょう。治療後のかさぶた形成や赤みが問題となりますが、長期的に見れば一番効果的です。
色素沈着はレチノイン酸とハイドロキノンの合剤となっているクリームでほとんど対処できます。レチノイン酸はにきび形成の予防にもなるのでお勧めです。
ケロイド・肥厚性瘢痕はにきび痕に非常に硬い赤いしこりが出来るものです。ステロイドの局注療法でほとんど平坦化します。